罪滅し編とりあえず感想まがい

ネタバレですので、未読者は読んじゃ駄目!
鬼隠し編レナバージョンでした。

梨花の命日
TIPSワインで梨花?らしきによって語られる「6月25日の夜に黒こげになって即死」という言葉が出てきます。
これはレナによる学校占拠事件により、ガソリンへの引火による爆死と考えられます。
まぁ実際には、げふんごふん。

◆レナの地の文
けっこう新鮮でした。特にレナが墜ちていくにつれて文の色がピンクから赤に変わっていくあたりがうまい演出だったと思います。
今回はレナが殺人を犯してしまうわけですが、レナといい綿流し編の詩音といい年相応のヒヨッコということが分かって実はほっとしました。

◆鉄平とリナ
今回立ち絵での登場を果たした二人。おめでとうございます。
さて、崇殺し編では

リナが拷問されて死亡→鉄平が沙都子の家に帰る→圭一による殺人

となるわけですが、今回はそうではなくレナのお父さんを二人でだまくらかすという設定でした。

◆三四のスクラップ帳
レナの精神を犯し、大石を欺き、多くの疑惑の種をまいたスクラップ帳。
結局は三四の妄想であることが「多くのスクラップ帳」によって分かります。
しかし。
レナに渡した物が「レナのウジ虫症状を聞いたから」ではなく、「本物」だとしたら?
つまりほかのノートは三四が本気で雛見沢を調べていることを隠す「フェイク」だとすれば。
さて、負け犬さんの推理を再読してみることにしますか。

◆埋めた死体が消えた
おそらく地下祭具殿の井戸にでも捨てられたのでしょう。南無。
今回は魅音が埋めた場所まで知っているので掘り返すことは簡単ですが、
崇殺し編で圭一は殺した場所までは誰にも明かしていません。
おそらく圭一はしっかり隠したつもりだったのでしょうが、よく見ればすぐ分かる杜撰な隠し方だったのでしょう。

◆世界はループしている?
100年以上を生き、数知れない死に方をしている梨花(キングクリムゾンでしょうか?)。
何度サイコロを転がしても平均値しか出ない世界で今回は大きな変化がありました。
それが鬼隠し編を経験している罪滅し編の圭一です。
梨花はレナによってガソリン爆破心中になると予言していましたが、今回ははずれました。
CROSS†CHANNELというゲームになぞらえてループ説をちょろっと書いたことがありますが、それでいうとX週は果たして訪れるのでしょうか?

◆大団円とは?
むかし竜騎士07氏が書いていたところによれば、ひぐらしも大団円を迎えられるはず。
しかし梨花が何度と経験しているように、その道のりは遠い物です。
レナの家族の絆を戻し、鉄平を何とかし、詩音と三四を近づけないようにして、ついでにレナと三四もうまく離して、富竹を祭りの後も完全にマークし…。
これをすべてやるのは少なくとも梨花一人の力では叶えられないでしょう。
しかし圭一ならそれが可能なのかもしれません。たかがちうがくせいなので、あんまり過剰評価はしないでおきますが。

◆隠しTIPS
今回も目明し編と同様に読了後に現れます。
タイトルは「悪魔の脚本」です。
まだ読んでない人がいるかもしれないので、これについてのネタバレはしばらくやめておきます。